ツインドリル工法の特徴
特徴1 安全性が高い
マンホール内という危険を伴う作業環境の中で、ドリルを直接手に持たずに作業が出来ます。また、ドリルを固定して使用するため衝撃によるショックや振られる危険がありません。
給水ホースと連動しているため粉塵の飛散も防止するため安全に施工を行うことができます。
特徴2 仕事効率の向上
一度に二ヶ所ドリル作業を行うため、従来の工法のわずか1/4の時間へ短縮。
ステップ取付け孔は周辺に欠け等がなく、間円に近い一対(2か所)の削孔をわずかな時間で施工することができます。
特徴3 工期短縮
ドリルを直接持って作業をしない為、作業員の疲労も少なく連続して削孔が可能。ステップ取付け孔一対(2カ所)の孔間隔の誤差はステップの取り付けに支障のない範囲であるためステップの取り付けもスムーズに行うことができます。
特徴4 経済的
特殊ドリル刃(ダイヤモンドピット)採用によりコンクリートを容易に削孔できます。ドリルを何回も交換する必要がなく、連続して施工を行うことができます。
従来の工法との比較
改善項目 | 従来工法 | ツインドリル工法 |
---|---|---|
安全性 | 衝撃によるショックや振られる 危険、又粉塵が飛び健康面からも問題がありました。 | ドリルを直接手に持ちません。 安全で安定した削孔が進められます。 |
作業スピード | 20分~30分×2 (5cmの深さの例) | 5分 (2ヶ所同時に削孔) |
ドリル重量 | 8kg | 20kg |
削孔に要する 作業人員 | 重いドリルをささえながらの削孔は作業員の負担が過大 です。 補助作業員の協力も必要です。 | マンホール内壁にしっかり固定すれば、誰にでも完全な削孔が可能です。 |
作業の正確さ ・仕上げ度 | 木端欠けがあり穴の大きさや位置も不正確でした。 | ドリルが固定されているので手ブレがなく左右の穴の精度と仕上がりは抜群です。 |
作業手順について
❶ | 旧ステップをカット 腐食の進んだステップをカットして取り除く。 新規ステップ取付け面のコンクリート壁面を綺麗に汚れを取り除いてください。 |
❷ | ツインドリル固定 ステップ取付位置にガイド部をあて、水平器を見ながら拡張ハンドルを回し、後部固定板をマンホール内壁部に圧着します。 |
❸ | ドリルで穴開け 穴位置を確認して、ラチェットでツインドリルをゆっくり前進させます。 |
❹ | 止水スリーブを埋め込む 木製ハンマーを使って止水スリーブのフランジがコンクリートに密着するまで軽く打ち込みます。 |
❺ | 含浸スポンジを挿入 挿入棒を用いて含浸スポンジを止水スリーブに挿入します。 |
❻ | ステップを挿入して取付け ステップのエアー抜き溝を上向きにして木製ハンマーで両端を均等に打ち 込みます。 |
❼ | 仕上げ 化粧キャップを止水スリーブに密着するまで 押しつけます。以上で完了です。 |
パラボラ工法とは
パラボラ工法はマンホール鉄蓋補修の理想工法です
❶ 密着性
円形球面の切断エッジは摩擦抵抗が曲線へ分散され、大きな荷重に耐えられます。
❷ 恒久的施工
円形球面切断面の補修部は周囲の舗装と一体化しやすいという特性があります。
❸ 崩壊防止
円形球面切断は大きな摩擦力で分離を防止、雨水などが侵入しにくく崩壊しにくくなっております。
❹ 交通規制範囲と時間コスト削減
単体移動が可能な切断機と関連機材はいずれも小型であり、生活道路や交差点など狭小な箇所の補修も容易に施工可能です。
パラボラ工法はマンホール鉄蓋維持修繕の理想的工法です
パラボラ工法の特徴
EMR工法とは
EMR工法は非開削で工期短縮が可能な下水道マンホールの更生工法です
❶ 優れた耐久性
高強度モルタルと既設マンホールを一体化させ、耐久性に優れた更生層を形成します。
❷ 優れた施工性と経済性
高流動性・速硬化性モルタルを使用するため、短時間施工が可能です。組立て・取外しが容易な型枠を使用するため、非開削で工期短縮が図れます。
❸ 環境にやさしい
特殊な工具や重機を必要としないため、低騒音・低振動で粉塵や臭気の発生が少ない更生工法です。
EMR工法材料の特性・耐震性能
下水道工事
下水管の新設工事及び既設下水管の維持・修繕工事なども施工しております。
道路工事
公道から私道まで、道路の舗装・補修工事を施工しております。